現在、生涯現役推進協議会の活動をサポートしている。
生涯現役を続けるためには、出来る限り仕事を続けられる環境をつくることが絶対に必用だと感じている。現在、私の母親は80歳で病院に入っているが、幼い頃からずっと懸命に働く姿を見て育ってきた。某大手証券会社の営業から病院の事務、接客業、そして最後は市役所の国民健康保険の集金業務とずっと働き続けてきた。国民健康保険の集金業務は見ていて大変そうだったので、すでに私も家族を持ち独立している状態だったこともあり、何度か「別に働かなくても良いのだからゆっくりすれば」と言ったこともあったが、やりがいを感じ一所懸命にがんばっていた。定年も延長し働いていたが引退し、父親と国内旅行に出かけたりもしていたが、少し寂しそうにしているなと思っていたところ数年し病気になり、長い寝たきり状態に入ってしまった。自分がまだ若い時はもう働かなくても良い状況になっても働く母親の心理を理解出来なかったが、今は少しずつ理解出来るようになってきた。
私の妻の母は、現在74歳で生涯現役を実践中である。公務員で定年まで勤め上げた後、雇用延長で現在も元気に働いている。また旦那さんを亡くしているが、海外旅行にも以前から度々出かけ多くの国を訪れている。
生涯現役を実践するためには、ボランティアだけではだめなのだと思う。金額云々ではなく報酬を伴う形で社会に貢献することで、より責任感と緊張感、そしてやりがいが生まれる。
私の母親ももう少し長く働くことが出来る環境があれば良かったと思う。
1人でも多くの方が生涯現役を実践するために、楽しく働ける環境を一つでも多くつくる手助けをしたい。
人材ビジネス会社はここでも大きな役割を果たせると思う。