力相応一番化

今回は力相応一番化について。

私が約17年間お世話になった船井総研は、コンサルティング会社で唯一(私が勝手にそう思っている)明確な業績アップノウハウを持つ会社だと思うが、力相応一番化は船井流経営法の重要な考え方であり方法。

また船井流マーケティングのノウハウは凄く、売上予測方法、必要な店舗面積の出し方、必要なアイテム数、プライシング、MD、集客が落ちている時や単価が下がっている時の上げ方等、困った時の具体的打ち手のノウハウがある。

当時の上司のおかげで非常に感謝しているが、私はこれらをかなりマスター出来ている。

これらはBtoCが主体だが、BtoBでも結局最終のユーザーの理解が出来ているところが強く、人材ビジネスのコンサルティングでも非常に活きている。特に人材ビジネスの募集、採用はBtoCの集客に非常に近い。

さて今回の力相応一番は、今の自分が一番になれる土俵を自ら決めそこで一番になるという根幹となる戦略(一番になれるお客、商圏、商品を決める)。

先日、株式会社セント・フォースのことをテレビでやっていたが、独立し芸能事務所を立ち上げる時に今の自分たちで勝てるところを冷静に探した結果、フリーアナウンサー専門の芸能事務所で行くことになったという。当時専門で行っている芸能事務所はほぼ見当たらなかったそう。

仕事も局アナで回しにくい朝の情報番組の早朝時間帯で仕事をとれた事が飛躍に繋がったとのこと。今も土日や天気コーナー等、局の正社員で回しにくいところで強みを発揮している。

多くは上手く行きだしたところですぐに領域を広げたくなるところだが、フリーアナウンサーを増やし、アナウンサー養成スクールをスタートさせ深掘りも進めている。

私自身もいろいろやりたいことはあったが、人材ビジネスのマーケティングと領域を明確に決めたことで、WEBからの無料経営相談や仕事の引き合いをいただくことが出来ている。

また、力相応一番化はマネジメントにおいても応用する事が出来る。

今の組織の中で自分の長所は何か、一番または一番に出来るものは何か。ここを個人として考え高めていくことが組織で成果を上げていくために重要であり、またマネジメント者はそこを徹底して高めるサポートをしていくことが必要。

力相応一番化は非常に深い。