Jリーグ開幕と転職

Jリーグが開幕した。

今年のJリーグは、例年と異なり主力選手が大きくチームを動いた。これはJリーグに10年で2,100億円という巨額の放映権が入ったことが大きい。これまでのリーグ優勝チームへの報酬も4億数千万円から22億円と大きくアップし、上位に入ることで収入が大きく増えるようになったため、開幕に向けて多くのチームが大型補強に踏み切った。そのため各チームの多くの主力級がチームを動くことにつながった。

サラリーマンの転職市場も景気が良くなると転職は活発になるが、Jリーグと違い本当に優秀な人材が動く市場にはなっていない。転職で当初年収が下がるケースも多く、実績を上げている優秀な社員であればあるほど、現状での評価制度や退職金も考えるとそのまま残っていた方がリスクは低い。

日本で優秀な人材が動き、また優秀な人材を採用し企業を変えていくような転職市場をつくるためには、もっと評価制度や退職金等で転職者に不利益が出ないような仕組みを早急につくっていく必要がある。

早速、Jリーグの開幕戦で昨年の1位と2位のチームが敗れる波乱があった。

ビジネスでも優秀な人材がもっと動き、新たな視点で企業や業界を変革していくようになることで、日本がもっと元気になると思う。

そのために人材紹介会社が果たせる役割は凄く大きいと思っている。