未来が過去を決める

脳機能学者の苫米地英人さんは、「時間は未来から過去へと流れている」と言っています。苫米地さんは、オウム真理教事件で信者たちの洗脳を解く仕事をした方としても有名です。苫米地さんは、人々は過去⇒現在⇒未来という時間概念に洗脳されていると言っています。私は以前に苫米地さんの著書を何冊も読んだ時期があり、その時に大きく考えが変わりました。

決して過去が未来を決めるわけではなく、未来の結果が過去の評価を決める。

サッカーの世界的名プレーヤーであるマラドーナやアグエロ、テベスは極貧のスラム街出身で、マラドーナのテクニックは月あかりの下でボールを蹴っていたことで磨かれたとも言われています。

では、マラドーナはスラム街で育ったから世界的な選手になったのか。これは絶対に違います。世界的な選手になったので、スラム街で育ち苦労したことが評価されているのです。スラム街出身なら名プレーヤーになれるわけではなく、犯罪者になった人もたくさんいます。

清原選手もこれからの行動で、事件の事も1つの転機として乗り越えることが出来たと言える未来を創って欲しいと思います。

この「時間は未来から過去へと流れ、未来が過去の評価を決める」という考え方を知った時に凄く気持ちが楽になりました。過去や今の決断が未来を決めてしまうわけでは決してなく、常に未来をよくすることで過去や現在、決断は肯定されるのです。

起業を決断する時も実は全く不安はありませんでした。

「なんだ、未来を良くすればいいんだ。」と思えば、過去や現在の悩み、決断も大したことがないと思えてきませんか。