人材ビジネスとブランド

人材ビジネスにとってブランディングはとても重要だと感じている。

最近、続けて人材紹介業立上げの相談があったが、相談を受けていて凄く違和感を覚えた。

まず、人が集まれば簡単に紹介が決定し売上が立つと思っている点。

次に、どう求職者と企業にとって競合と差別化するかの視点がないこと。

 

サイトをつくり、取り合えず非公開で求人を掲載するOKをもらって掲載し、indeedで集めれば良いとか、求人サイトは何を使えば良いかとか。求職者を集める手段ばかりに意識が言っている。

 

人材ビジネスの価値は、企業と求職者とのマッチング(条件等の双方のすり合わせ)にあるので、直接募集の求人を参考に、そのまま非公開でたくさん求人を載せたとして、仮に応募が来ても企業への深いヒアリングがない中で、簡単にマッチングできない。

まず以下を明確にする必要がある。

①なぜ人材紹介を行うのか?(何を目指すのか?)

②戦略(一番になれるエリア、お客、狙う職種(人材層)を決める)⇒力相応一番化

③求職者、企業にとっての差別化

 

人材ビジネスが絶対に目指すべきは、上記の①~③を徹底的に深掘りしブランディングすること。

つまりは、indeedや求人サイトを使わずに求職者を指名で応募させ、企業からの問い合わせを集める事。

 

あなたの企業の求職者と企業にとっての差別化は何ですか?

その差別化は、刺さっていますか?

そしてそれは求職者と企業に伝わっていますか?

Indeedや広告を使わずにサイトに指名で応募が入ることを目指していますか?

 

人材ビジネスのブランディングは、クライアント、求職者のターゲットを絞り徹底的に深掘りする事だと思う。