舩井幸雄の新規事業成功ルール

舩井幸雄は、新規事業を成功させるために以下の言葉を残しているので、紹介したい。

新規事業を行うにあたり、まず根源、マクロから考え「成功するかしないか」より「この事業を行うべきか、やめるべきか」を考える必要がある。

新規事業を行うべきかは、誰が考えてもその事業が、世のため人のために必要かどうかで判断する。

次に2つの条件でチェックすることが必要。

①平均以上の知識レベルの人なら、誰でも事業目的を納得し、客観的にその事業を応援しようと思う

②社会性、教育性という企業経営の二大目標を強力に追及できる。※次に収益性

また、新規事業の成功とは、「成長性と収益性の実現」である。

 

チェックを満たし新規事業を実行する場合、新規事業成功の5ポイントを上げている。

新規事業成功の5ポイント

①経営体のトップが心底から納得し、自信を持ち、その事業を実践する気になっている

②背水の陣をしき、死ぬ気になってその事業をやりとげようという担当責任者がいる

③競合者の存在が考えられるが、将来、競合関係者の中で一番になり、その一番を維持できる可能性がある

④基本的には、その事業を行うことで、その事業にタッチする人、あるいは周辺の人々が楽しくなる。また前向きな人生を送れるようになる

⑤万が一、失敗したとき、第三者に迷惑をかけず、プラス発想で事後処理が出来る。

そして舩井幸雄は、「したくないことや自分のプラスになる自信のない時は、絶対に行ってはいけない。」「自分のプラスになる自信がある場合でも、周辺の人々がその行為によって迷惑を受ける可能性のある時は、行ってはいけない」と言っている。

 

「儲かりそうだ」「簡単そうだ」と思う事業モデルを検討している時ほど、マクロに考え判断して欲しい。

 

人口が減りほとんどのマーケットが成熟している日本では、企業が新規事業や新しい事にチャレンジすることは必須である。

 

上記の舩井幸雄の言葉を参考にして、社会に対し存在意義があり、応援される新規事業にチャレンジして欲しい。