ラグビー日本代表

ラグビーワールドカップの日本大会は、いよいよ11/2に元日本代表HCエディーが率いるイングランドVS日本に勝った南アフリカの決勝戦を迎える。

今大会の日本代表の躍進は素晴らしかった。そしてそこからたくさんの気づきがあった。

年代的に大学ラグビーや社会人ラグビーブームだったので、以前から好きでよく観戦していた。世界とは大敗を見続けてきたために前回と今回の躍進は本当に衝撃を感じている。

ラグビーは、番狂わせが起きにくいスポーツと言われている。(ちなみにサッカーは実力上位のチームが一発勝負で勝つ確率は60%でとても低い)

前回超強豪の南アフリカを破り3勝1敗の成績を収めた時に驚き、エディーHC関連の本をかなり読んだが、勝利した要因は大きく以下。

・強いリーダーによる徹底したトップダウン(エディHC、リーチマイケル)

・徹底した管理(生活、体づくり、練習)・・・強制的に昼寝時間

・パワハラぎりぎりの超スパルタ、猛練習(深夜2時に叱責も)

・基本技術の徹底

・日本人に合ったショートパスとラン攻撃の徹底(攻撃にも明確な決め事)

2年半、南アフリカを倒すことに徹底して取り組んできたので、実は必然の勝利だった。

今回の躍進には大きな意味があり、次のステージを目指すためにジョセフHCにより以下のように変化した。

・10人のリーダー、1人1人がリーダーシップを発揮する(全員がリーダーの意識)

・主体性を持った猛練習、練習メニューも選手主体で作成

・強みであるパス攻撃に加え、キックを多用

・個々の判断で臨機応変に攻撃を組立

エディーHCの時には、相手ボールになるリスクがあるため禁止だったオフロードパスが何度も繋がり、素晴らしいトライを生んだのが象徴的だったと思う。

今大会の躍進は8年越しの育成の成果である。

 

成果を出す社員を育成するステップは、上記のステップだ。

基本の徹底(躾・マナー・スキル)⇒②主体性を育てる⇒③主体性を発揮させるのステップの時に、働き方改革とか言っていると永遠に②③にはいけずに成長の機会を逸する。

まるで以前の船井総研だが、一刻も早く②③に進みたいために命懸け(船井幸雄の言葉)で無茶苦茶に①に取り組む。

 

今回、エディーHCは前回自国開催にも関わらず決勝トーナメントに進めなかった強豪イングランドを見事に立て直した。3連覇を狙っていた最強のニュージーランドを2年半の徹底した対策で下し、内容的にも素晴らしかった。

スランプに陥っているもともとは力のある社員は、エディーのステップ基本の徹底で再生する。

11/2の決勝戦が今から楽しみだ。