修羅場経験と実績

先日、専門特化している人材ビジネス会社の経営者同士で連携の打合せを行った。

明確な強みを持つ人材ビジネス会社は、今市場で高い価値を持っている。別の分野で深く事業を展開している専門特化型人材ビジネス会社×専門特化型人材ビジネス会社が連携することで、まったく新しいサービスを創り出すことが出来る。

どちらも創業経営者なのだが、打合せをしている中で起業前のルーツが物凄く近く、若手社員の頃の話ではずんだのだが、その中で業績を伸ばしている経営者には共通点があると感じた。

その共通点とは、若いサラリーマン時代に物凄い修羅場や過酷な経験をし、それを乗り越え圧倒的な実績を上げたこと。そしてその後に起業している。

この経験があることで、起業時の困難な状況への耐性や受注しない方が良いオーダー等の匂いをかぎ分けられることで、リスクヘッジも出来る。

私も11年の商社時代に、出張毎に毎回予算を抱え年間200日以上の出張をし相当過酷な経験をしたと思っていたが、それ以上のあり得ないような修羅場の経験談を聞いた。

起業するまでには、修羅場で生き残った経験や自分の工夫で実績を上げた自信が必要なのだと思う。

新卒で入社した時から働き方改革で残業なし、完全週休2日で若手の離職率を下げるためにお客様扱い。効率を求めるために最初から答えを提供する指導。密度の濃い経験が出来れば良いのだが、今後イケてる若い起業家や経営者が減らないかが心配だ。

今の若者世代はスマホが普通で新しいものへの柔軟性も高く、素晴らしい発想が出来る人が多い。

この経験は乏しいが、素晴らしい才能を持つ若者を修羅場経験と実績を持つミドルやシニアが補えば最強の組み合わせになるとも思っている。

今後このようなことにも取り組みたいと思っている。