バルセロナのFWネイマールが、史上最高額の290億円でPSGに移籍した。
まもなくPSGのユニフォームを着るというが、従来の移籍金最高額の2倍以上と驚きの金額だ。
個人的にネイマールのような技術が高く創造的な選手は好きだが、もし自分がどこかの監督になったら、チーム事情にもよるが、その十分の一以下の金額でセンターバックの良い選手を獲得すると思う。
サッカーは、失点せず負けなければ勝ち点が取れるスポーツなので、長いリーグ戦の中で優勝するためには、負けずに必ず勝ち点を積み重ねていく事が重要になる。
ただオーナーの立場では、ビジネスとして観客動員やスポンサー獲得、グッズ販売等の収益を考えた時に、この金額で獲得してもプラスと出ているのだと思う。
企業の人材獲得として考えた時には、このような最前線で収益を上げる営業マンは重要だが、堅実に成長している企業には必ずマーケティング、採用、経営企画、経理等のバックヤードにも優秀な人材がいる。
稼ぐ営業マンの獲得は急務かもしれないが、安定的に成長していくためには、こちらにも優秀な人材の採用が必要。
ネイマールの移籍金を見てもそうだが、サッカーのような組織で行うスポーツでも、最も価値がある選手は圧倒的な個の力を持つ選手だ。これはビジネスでも一緒だと思う。
ネイマールはサントスデビュー時代、テクニックはあるもののあまりに細く子供の体と言われ、評価が割れていた選手。
現在の日本の大企業は、昔のネイマールのような人材は採用しにくい環境にあり、中小企業は、まだ日の目を見ない粗削りのネイマール人材の採用が出来るチャンスだと思う。
将来のネイマール人材は、一流の学歴、経歴以外のところにむしろいる。
仮にその彼が成長し、会社に多大な貢献をした後に卒業することになっても良いと思う。それまでに、彼が辞めて影響はあったとしてもなんとかなるようにしておけば。
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