先日のクローズアップ現代でミドルの転職を取り上げていたが、凄く勉強になった。
ルーセントドアーズ社長の黒田さんの解説もとてもわかりやすかった。
今後、ミドルの転職は間違いなく伸びると思う。
大企業は定年を伸ばしている反面役職定年は下がり、また以前より厳格に行われるようになってきている。
今40代から50歳で現在の状況を踏まえ、今後の自分の人生を考えない人はいないと思う。人生100年時代を考えた時に、今の会社に残るのか、転職という形で新しいチャレンジをするのか、起業するのか等、いくつかの選択肢がある。
ミドルの転職は、現場の感覚も持ちかつマネジメントも経験しているケースが多く、転職するにも起業するのにも実はベストな時期なのではないかと思う。
自分を考えても、辛いなと感じながら商社で年間250日以上出張していた20代の時、仕入れ部門の責任者を経て33歳で船井総研に転職した時、そして今と考えた時に、今が最も経験もあり実力が発揮出来る。
33歳で転職した時もそれほど自分に自信を持てず不安があったが、船井総研を辞める時は不安がなかった。(プライベートはいろいろ重なっていた状況だったが)
ミドルの転職は年収がネックになるケースが多いが、定年は伸びても40代から給与が上がらなくなったり、仕事内容が変わったり、役職定年等で減額されるケースが増えれば、今後もっと転職希望者は増えるだろう。
大企業は定年を伸ばすのではなく、むしろ定年を45歳や50歳にした方が、個人の人生を考えたら親切なのかもしれない。
ただ、ミドルも転職・転身の可能性を見据えて自律と成長を常に意識する必要がある。
ベンチャーや中小企業は、今後様々な経験を持つミドル層を活用し、事業を伸ばすことを考える必要があるだろう。
待遇を含め受け入れ側の体制が出来れば、ミドルの転職マーケットは急速に拡大すると思う。
ミドルの転職が活発になり、ミドルがもっと活躍すれば高齢化日本を活性化するのに非常に役に立つだろう。
安室奈美恵は引退発表をしたが、昔では信じられないくらいに芸能界ではミドルが活躍している。ビジネス界はこれから。