社員定着


採用以上に大切なのは、社員の育成と定着だと思っている。

今回は定着について取り上げたい。

社員を定着させるために最も大切なことは、一人ひとりの個人特性(好き、得意、強み、弱み、性格、価値観等)に合わせたマネジメントを実践することだと思う。具体的に言うと以下の4つだと考えている。

・個人特性に合わせた具体的業務とのマッチング

・個人特性に合わせた職場(部署)環境とのマッチング

・個人特性に合わせた上司、メンバーとのマッチング

・一人ひとりの個人特性を理解した上での上司のマネジメント

当たり前だが全く同じ特性の人間はいない。

その会社で活躍していなかった人材が、転職して大活躍するケースがあるが、人材を活かせなかった会社のマネジメントに問題はなかったのか。個人特性を見て適材適所の配属、上司やメンバーとの相性をしっかり考慮していたか。

会社、上司が個人特性を理解し個人特性に合わせたマネジメントを行うと同時に、上司や経営者も自分自身の個人特性をよく理解し、部下たちに理解してもらうことも必要である。

まずは採用時の個人特性の見極めに力を入れたいが、現在は採用時の面接や適性検査での見極めが難しくなっている。

面接は面接対策が進み、適正検査も身近なリーダーシップを持った友人や先輩をイメージし、その人だったらどう答えるかという意識で回答されると性格な結果が出ない。

「焼肉採用」等もあるが、採用時の個人特性の見極め方法に工夫が必要になっている。

従来にない手法で個人特性の見極めを行い、採用や適材適所の配属に活かしている企業もある。≪従来にない手法≫については、サービスを提供している企業も含めまた紹介したいと思う。

期待して採用した社員がすぐに退職し、活躍出来なかった社員が外に出たとたん大活躍するような残念な会社にならないようにしたい。