求人媒体やindeedを使っても採用が出来ないと相談に来て支援に入った人材ビジネス会社があるが、ようやく採用が軌道に乗ってきた。現在indeedを柱に他の広告や方法をとっている。
支援に入る時にindeedを使う提案をしたところ、代理店で運用してもらっているが、ほとんど採用出来ていないとのことで当初かなり否定的だった。ただこれは、indeedや代理店に問題があるのではなく、この会社に問題があることがはっきりしていた。
特に問題なのが以下の2点
- indeed等の広告運用は完全に代理店任せ
- 求人原稿の作成は非営業の担当者に丸投げ
indeedで応募を増やすためには、①広告表示数②タイトルのクリック率③応募率の3つをチェックする必要があるが、たいてい一番問題があるのが③の応募率。
indeed自体は、単に求人原稿まで引っ張ってくるだけの機能なので、結局は③が全て。
それなのに派遣先や紹介先を見たこともないアシスタントに営業から簡単な仕事内容、勤務地、時給だけ渡され丸投げで求人原稿を作成している会社がある。
これでは担当者が可哀そうで、応募したくなる求人原稿が書けるはずがない。応募で成果を出す求人原稿をつくるためには、以下を意識して作成することが必要となる。
- (※ターゲットに対して)indeedで広告表示を増やすための効果的なキーワードが入っているか(逆に効果的ではないキーワードが入っていないか)
- Indeedでタイトル表示される個所
- 求人の内容全体を説明する見出し
- 仕事内容が具体的になっているか
- 具体的な職場(特に人材派遣)や企業(特に人材紹介)の良さや募集にあたっての売り
上記を意識し求人を作成するためには、営業と原稿作成者のコミュニケーションが不可欠。営業から具体的な仕事内容の説明や良さ(売り)を伝えることが必要である。
掲載を頼んだ営業が掲載してもらった求人を見ていないこともありがっかりする。
応募が入らない真の原因は、原稿を作成した担当者ではなく担当営業にある。営業が派遣先の職場や担当企業の良さ(売り)を見つけられてないケースもあり、人材ビジネスの募集力の強さは営業力の強さに比例すると感じている。