スピード、スピード


今回は仕事のスビードについて。

自分は本来、最初からパッと物事が器用に出来るタイプではなく、どちらかと言うとどんくさいタイプ。ただ出来るようになると突き詰める性格なので、その後の成長スピードは速く、結果も出してきた。

最初にまず考えてしまうところがあるが、そんな自分を変えようとするきっかけになったのが、新卒で入った上司の存在。その上司は当時課長になったばかりだったが、私が在職中の11年間で若くして社長になった。

誰の言葉か忘れたが「人より2倍凄い人は嫌味を言われ、人より3倍凄い人は足を引っ張られるが、10倍凄い人は皆が助けてくれるものだ」(ちょっと違っているかもしれません)を体現する凄い人だった。この上司から新卒で入ったばかりの私が言われたのが以下の言葉。

「社会に出て成功する人ってどういう人だと思う? ほぼ正しく早くやる人だよ。」それからずっとこの言葉を意識してきた。船井総研時代に自分のチームに来た新卒には、当時業務量が多かったが、多くの様々な仕事を経験する事でスキルが高まるために、この話しをしてきた。

新卒でローテーション、本配属で私のチームに来てすぐに頭角を現し、その後凄い実績を上げているAさんも典型的なこのタイプだった。80点ぐらいのアウトプットが即座に出てくるので、修正する時間がありクライアントには質の高いアウトプットが出来る。

これまで社会に出て幸運だったのは、強烈に凄い能力を持つ人の下で仕事が出来たこと。商社時代は、新人の時から出張に行く機会が多かったが、出張に行く前に毎回いろいろな質問をされ、用意していくと、別の質問をされて答えられず詰められるということの繰り返しで、常に目的、結果課題を明確に強く意識する癖付けが出来た。この商社時代の11年間でビジネスマンとして相当鍛えていただいた。経営コンサルタントになってから、この11年間のビジネスマン経験が非常に役立っている。

今人材ビジネスの新人研修を行っているが、マッチングにおいてスピードを意識することを徹底している。新規応募への対応を最優先し、新規オーダーを増やし新規オーダーとのマッチングをまず意識する。提案、職場見学(紹介は企業との面接)までのスピードを徹底して上げる。これで成果が大きく変わる。派遣会社ではイベントに力を入れているが、その場で出来る限り職場見学の設定を行い、迅速な就業に繋げている。

私自身も来年は今年よりもスピードを上げ、もっと様々仕事にチャレンジしたい。