働き方5.0と人材ビジネス


今回は、落合陽一著「働き方5.0」から。

凄く納得できる内容だった。以下要旨。

「狩猟社会(1.0)「農耕社会(2.0)」「工業社会(3.0)「情報社会(4.0)」、5.0は「AIやロボットと共に働く社会」、様々な問題が「コンピューターと人により解決」される時代になる。

働き方5.0の時代は、クリエイティブクラスとコンピューターと共に働く人に二極化する。

すでにウーバーイーッ等、運ぶのは人だが全てはアプリで完結し、見方によってはコンピューターに使われているような状況が既に起きている。

AIやコンピューターと共に働く人たちの仕事はなくならないが、中間にあたる大企業のゼネラリストのような人が最も今後厳しくなる。

企業から個人の時代になり、「どの企業にいるかではなく、個人が何を出来るか」になる。

それではクリエイティブクラスを目指すためには、どうすれば良いのか。

それは「研究」の意識を持ち、暗黙知のノウハウを身に付ける。大切なのは深い「専門性」を持つこと。

ネット検索で探せないノウハウや情報、検索で100位以上の誰も見ないような情報を知っている人に価値がある。もどきは×、オリジナル◎。

今の教育はゼネラリストを大量につくる教育なので、クリエイティブクラスは育ちにくい。

皆、スマホや様々なものを、魔法のように仕組を知らずに使っているが、必ず誰か知っている人がいるから存在している。

AIやコンピューター等も含め、全ては人がまわしている。魔法を使う側なる。つまりクリエイティブクラスを目指すべし。

 

以下感想。

前職の船井総研に入社した頃は、ルール化という事がさかんに言われ、今日のルール化として朝礼で発表させられたり、個々が深いノウハウを競ってつくっていた。(五反田時代の当時はちょっと行き過ぎていた感あり)

今、ビジネスマンは、個々が成果を出すためにどうしたら良いか日々研究の意識を持ち、深いノウハウをつくりながら成果にこだわり仕事をする事が大切だと思う。徹底して個人の力をつける事

そういう面では、前職のF社やR社のような企業は素晴らしい企業だと思う。

とことん突き詰め研究できる環境だった事に凄く感謝している。

 

現在の支援先で、物凄く優秀な幹部、営業、事務の方がいるが、仮にどこの企業に行っても成果を出せると思う。このような個の強い社員を育てたい。

 

今後クリエイティブクラスとコンピューターと働く人たちに2極化するなら、現在同一労働同一賃金で、正社員に対し非正規の不合理の是正が行われているが、将来的には意味がなくなりそう。

人材ビジネスはこの2極化人材のマッチングで、社会課題の解決と企業の成長に貢献する。そしてクリエイティブクラスの育成やサポートというニーズが新たに発生すると思われる。

人材ビジネスはよりニーズが高まり、社会課題解決に貢献できると感じている。