少し前に、AIや自動化は今の仕事の多くを奪い、雇用が喪失するという話やこれから無くなる仕事等の記事や書籍が多く出た。だが、先日読んだ「2030年すべてが加速する世界に備えよ」では異なった見方がされていた。
作者のピーター・ディアマンディスは、イーロンマスクも絶賛する先端分野の研究者だが、「AIや自動化は雇用を奪わず、無くなる以上の新たな雇用を創出する」と述べている。
実際に「人×AI」や「機械×人」が最も高い生産性を上げるという調査結果がある。
AIや機械は人を補完する役割であることは今後も変わらず、AIや機械と人がセットで働く世の中になり、かつ全く新たな仕事が多数創出されると言う。
アメリカでは、弁護士業務にAIが利用されることで、アシスタント等の仕事がなくなるとされていたが、より細かな分析が出来るようになり実際は雇用が増えているという。
最近地元で、Uber Eatsや出前館、マクドナルドの配達人を凄く良く見る。
また、近くにセブンイレブンがオープンしたが、自動レジにも関わらず多くのスタッフが働いている。
当然無くなる仕事も出るとは思うが、AIや機械が行う事で別の作業ができて生産性が上がり、保守や監視業務も出てくるだろう。
AI自動化の加速は、人材ビジネスでは追い風になっていくと考えている。
現在、現場で委託や請負のニーズが増しているのを感じるが、今後「AI・自動化×人」で、より人材ビジネスの請負、派遣のニーズが高まると思う。
すでに男性や若い人しか出来なかった仕事に、女性、シニアが派遣出来るようになってきているが、AI自動化の進展で、もっと多様な人材のマッチングが可能になるように思う。
現在、支援先の派遣会社では、シニアのみで動かせる請負の仕事も、大手企業と準備を進めている。
これからtechnologyの加速による大きな変化を見据え、時流適応し、かつ社会や地域課題を解決する人材ビジネスに支援先と共にチャレンジしていきたい。