派遣会社が募集を梃入れする前に


人材派遣会社の募集が激化している。求職者は動いているのだが、求人数が大幅に増え、求職者は仕事を選べる状況になり応募率が落ちている。

現在は、応募率UPの施策が必須。

ただ、応募を梃入れする前に、以下の業務の質について振り返ってほしい。

・求職者からの電話問い合わせ対応

・応募者の面接誘導

・登録面接での仕事説明

・職場見学、入職前の説明

・入職初日の職場への入り方、初日のフォロー、一週間、二週間、一カ月のフォロー

・派遣スタッフの速やかな異同対応

・退職防止、定着アップの取り組み

人材派遣会社は、お金をいただいているのはクライアントだが、派遣スタッフは仲間であり、ドラッガーのマネジメント的には顧客でもある。

マーケティングの原則はまず顧客維持である。

直接雇用の正社員になっての卒業は良いが、マッチングミスでの早期退職、働く意思があるにも関わらず、異同対応の遅さによる退職。次の職場を提案出来ずの退職等は増えていないだろうか。

現在のスタッフの満足度は、新しく入職する方の定着にも大きく影響する。

そして登録者の徹底活用は出来ているだろうか。

まだ見ぬこれから応募する求職者より、まず現在のスタッフの定着UP、既に接点のある登録者の掘り起こしに全力を入れよう。

まず、上記の業務の質UPに徹底的に取り組み、上向かせたうえで新規募集を梃入れして欲しい。

これが人材派遣会社の即時業績アップに繋がる。