今、サッカーのパリサンジェルマンが親善試合で来日していて、メッシ、ネイマール、エムバペが少年サッカー教室を行っていた。
その際、メッシが子供たちへのアドバイスとして、「サッカーを楽しむこと」と言っていた。これは、一流を目指す子供たちにとって素晴らしいアドバイスだと思う。シンプルだが物凄く本質を突いた言葉である。
先日、テレビに元プロ野球ロッテの里崎選手が出演していた。
その際「小中高大学までは、お金を払って野球をやっていたが、プロに入ってからはお金をもらって野球ができた。ずっと好きな野球をやって遊んでいた感じで、楽しくてしかたがなかったと。」語っていた。
里埼選手と言えば、勝負強いバッティングでチャンスに強く、WBCやオリンピックメンバーにも選出されている。
捕手で何度も大きなケガもしていて、順風満帆のプロ野球人生を送っていたイメージを持っていなかっただけに驚いた。「大変だったでしょ」と話しを振られても、まったく苦労話が出てこなかった。
以前同じマンションに住んでいた息子の幼馴染で、一学年下の子が今期からJリーガーになって頑張っている。
息子とチームは違っていたが仲が良く、小学生時代は休みの日や夏休みなど、よく一緒に私もサッカーやった。
その頃、周りには小さいころから英才教育を受け、親も熱を上げプロを本格的に目指している子や既にJクラブにスカウトされ、Jのジュニアチームに入っている子などがいたが、この子たちはJリーガーになっていない。
現在も親同士の交流があるが、応援には来ていたが特別に親が熱を上げている家庭ではなかった。
当時、まわりにはもっと上手い子はたくさんいたが、強く印象に残っているのは、どの子よりも一番サッカーを楽しそうにやっていたこと。それだけは間違いなくダントツだった。
好きで得意なことをやることも大切だが、楽しむ力は、スポーツでもビジネスにおいても重要なように思う。
簡単なことではないかもしれないが、たとえ自分が望んだ状況になくても、楽しむ方向に切り替えられる人が成果を出せるのだと思う。
人生において常に今が一番楽しいと思っている。
もっと毎日を楽しみたい。