日本のような成熟マーケットで会社を成長させていくには、必ず新しいチャレンジや新規事業の立上げが必要である。これまで船井総研にいる16年3か月の間に多くの新規事業立上げを行ってきたが、その時に自分自身決めていたルールを紹介したい。
1. 成長期前期のマーケットにリーチしていること
2. 高粗利のビジネスであること
3. 力相応一番を目指すこと
特に3は重要で、勝てるマーケットを限定し独占できることを目指し参入するくらいの勢いが必要。また、縮小マーケットの商品を扱っているような場合でも<縮小商品×成長テーマ>とすることでまったく新しい高成長のビジネスモデルを作り出すことが可能。
(例)(ランドセル×EC×OtoO、雛人形×EC×OtoO、人手不足業種の採用×WEB、人材紹介×WEB等)
上記の3つを意識し、独自固有の長所を持ちマネされにくいビジネスモデルをつくる。そして新規事業を成功させるためには、売ろうしている商品(サービス)の品質の高さが必要不可欠で、ここへの徹底したこだわりが絶対に必要。
上記の独自固有の強いビジネスモデルを持ち、高い粗利、特定市場においての高いシェア、成長市場にリーチしている等はM&Aや投資において事業を見るのにも同様の視点だと思っている。
働き方改革の流れや少子高齢化、新興国の発展等、人材ビジネスには新規事業の芽がいっぱいあふれている。これからも社会にとって意義のある新しい人材ビジネスをつくっていきたい。