船井総研に入社する前に読んだ即時業績向上法を久しぶりに読んだ。
ずいぶん前に支援先の社長にプレゼントし、その後絶版になってしまい手元になかったのだが、最近新装版が出版された。タニタの谷田社長が解説をしているが、当時の谷田さんの猛烈な働きぶりを思い出す。
今回は、即時業績向上法の一部を人材ビジネスに落とし込んでみたい。
大きな改革、改善はまず少しでも業績を引上げ「つく状態」にしてから行う必要がある。そのために即時業績向上法が必要となる。
① 伸びているものを伸ばす。
マッチングが出来て売上が伸びている職種・業務・人材のタイプ(条件)は?
② 伸びる可能性のあるものを伸ばす
①の周辺の職種・業務・人材のタイプ(条件)でないか?
③ 自信のあるものを伸ばす。
自信のある(職種・業務)×人材タイプ(条件)
④ 効率のよいものを伸ばす。
- 売上が大きい業種・職種×人材タイプ(条件)
- 粗利益額、粗利益率がハイレベル
- マッチング率が高い
- 営業(コーディネーター)1人当たりの売上、粗利が大きい
- 上記の条件全てを備えたもの
⑤営業エリア内で一番の(業種・職種)×人材タイプ(条件)を持つ
⑥ 一点で圧倒的に勝つ
営業エリアで一番の(業種・職種)×人材タイプ(条件)を持ち、ひとつずつ増やす。
マーケティングは、自分の力相応に一番になれる商品と、商圏と、客層を持つことが基本となる。
人材ビジネスの肝はマッチングであり、具体的にどのような人材を集めどのような企業のオーダーとマッチングし、どの営業エリアで一番を目指すのかをとことん突き詰める必要がある。
そして、トップが強気になり率先して引っ張っていく。企業は99.9%トップで決まる。
本では原理原則や社員のやる気を引き出す等、まだまだ内容盛りだくさん。かなり前の本になるが内容は色褪せていない。
人材ビジネスのコンサルティング現場で落とし込み、支援先の業績アップに貢献していきたい。