今回は今取り組んでいるシニア派遣について。
先日読売新聞の安心の設計というページで、シルバー人材センターの仕組みについて説明されていた。
以下要約。
- 原則60歳以上
- 仕事例。公園清掃、庭の草刈り、駐輪場の整理、障子の張替え、宛名書き、シルバー人材センターの事業として観光ガイドや高齢者のゴミ出しの手助け等
- 臨時的、短期的仕事を紹介
- 地域で会員になる。年間会費1,000円~3,000円
- 生きがいや社会参加が目的。会員には「配分金」と呼ばれる報酬が支払われる
- 希望に合った仕事が常にあるとは限らず、働く日数や一定の収入を約束するものではない(あくまで生きがいや社会参加が目的のため)
- おおむね「月10日以内」、または「週20時間を超えない」
- 会員に公平に仕事を割り当て
- 2017年の平均的な就業日数は、月9.4日で月収は約36,000円
現在の60代や70代(80代)は、個人差はあるが非常に元気な方が多く、完全に上記の仕組みとニーズが乖離してきている。体力もあり、自分の経験やスキルを活かし月に10万円ぐらいは稼ぎたいという人も多い。また稼がないといけない人も増えている。
顧問をしているシニア派遣の㈱かい援隊本部さんでは、80代もマッチングしている。
今シニアはマラソンに参加している人や筋トレしている人、私以上に勉強している人もたくさんいて驚くほど元気である。先日テレビで橋幸夫や演歌の大御所たちがJPOPを歌う番組を観たが、見事に歌いあげていて驚いた。
シニアが希望にあった条件の仕事を続けることが一番の介護予防にもなり、かつ社会保障費の負担軽減にも繋がる。
シニアの希望に合ったマッチングを行っていけるのはやはり、営業力とマッチングノウハウを持つ人材ビジネスであり、シニア派遣は本業で直接社会課題解決に貢献できる素晴らしい事業だと思う。
人材ビジネス会社はぜひシニアの就労支援にチャレンジしてほしい。