採るべき人材


今回は採用について。

最も採るべき人材のタイプは?と聞かれたら迷わずこう答える。

「お客の満足を自分の満足と感じられる人」

もう少し補足すると、お客の満足を高める事にとことん取り組めて、お客の満足を自分の喜びに感じられるタイプの人材。前職のコンサルタント会社では、部署のコンサルタントの採用面接をずっと行ってきたが、この素養をずっと見ていた。

自分の収入や地位、自分の成長をまず考えるタイプの人材は、早く短期的には大きな成果を上げるタイプも多いが、後に残念な人材になるのをたくさん見てきた。

お客の満足を徹底的に高めることが、絶対に自分の成長や成果にもつながる。

これは、アシスタント的な業務でも一緒で、これまで関わった中でも自分視点で考えるタイプと、その先にいるお客の満足やこちらが成果を出すことを視点に考えるタイプのアシスタントがいた。

これはアルバイトやパート、派遣スタッフでも一緒だと思っている。

この素養は、これまで育ってきた環境によって培われた性格によるものが大きいが、入社した会社の社風、トップの考え方や研修等で変わるとも感じている。

中小企業は学歴や経験ではなく、このような人材を見極め採用して欲しい。絶対に会社に大きな貢献をもたらすはずである。

しかし、これまでたくさんの方々と仕事をしてきている中で、大企業に長くいる人間と中小企業の社員で、後者の方が圧倒的に出来る人材が多いと感じてしまうのはなぜだろうか。