時流適応


今回は時流適応について。

船井幸雄は、経営の原理原則として「時流適応」ということを唱えていた。

「企業は時流適応するか一番になった時に業績を上げられる。」

よく急成長した経営者と話をすると運が良かったという言葉を聞くが、これは謙遜で言っている部分もあるが、時流適応できたともいえると思う。

時流適応すれば一番でなくても業績を伸ばすことが出来る。逆に時流不適応になってきた時は一番にお客が集中するので、一番以外は経営が厳しくなってくる。船井総研時代に関わった企業で、見事なまでに時流適応し急成長した様々な企業を見てきた。

時流適応さえ出来れば、お客も優秀な社員も集まり勝手に事業が伸びていく。

これはどんな成熟しているマーケットでも、伸びている分野を見つけそこを攻めたり、伸びている分野を活用することで時流適応する事が出来る。

経営者は時流を掴み、時流適応出来るように常に経営のかじ取りをすることが一番の仕事だと思う。

トップ自らが営業やマーケティングを行ったりするのは非常時には必要だが、そのために社員を雇っているわけで、チェックは必要だが任せ自らが行うべきではない。

経営者は時流適応するための勉強(ニーズ、需要が拡大するもの)、考えることにもっと正面から取り組み時間を使うべきだと思う。

時流適応していてかつ一番を目指せる事業、これが急成長できる事業だと思う。

私自身もそんな事業を創りサポート出来るようにしっかり学び、そして考えたいと思う。