ネット情報と現場主義


昨日今日の読売新聞に、アメリカ大統領選や議事堂乱入でのディープステートによる陰謀説「Qアノン」信奉者について、ネット情報に洗脳されてしまう怖さが載っていた。
真実はわからないが。
新聞やテレビの情報もあてにならないが、ネット情報はもっと疑ってかかる必要があると思っている。

前職のコンサルタント会社時代、入社直後に大企業のプロジェクトがいくつもあり、データを集めるのにネットから探し資料を作成していると、当時の本部長から「ネットでだれでも探せる情報に価値はない。コンサルタントはそれで飯が食えると思うな」と言われた。

今もこの言葉を肝に銘じ、一次情報を大切にしている。
前職では徹底した現場主義で、自分の目で現場を確認しそこからどうルール化するかという考え方が貫かれていた。

データを活用するにも現場情報と合わせ自分の頭でどう考えるかが問われた。
小売店の商品一品一品の価格、点数、売場配置などの調査、飲食店では全メニューを一品ずつ注文し写真をとる、販売での接客調査、電話調査、社員インタビュー、競合調査等、徹底して現場情報とマーケティングの原理原則に基づき施策を考えてきた。

人材ビジネスにおいてのコンサルティングでも、営業同行、登録面接・面談同席、テレアポして求人ニーズの確認等を行い、自分でどうすればもっと成果が出るかを考えてきた。

求人募集でも、リスティング広告に始まり、10年ぐらいindeedの管理画面も自分で触り、今は求人ボックスやFB広告も運用し、日々実験や研究をしている。
先日師匠の勉強会で、「デジタル情報で繁盛店はつくれる」という話があった。点数が高くみんなが評価するものが美味しいとされてしまう。
これはとても怖い事だと思う。求人のクチコミ情報もしかり。

ネットやマスコミ情報は参考にするが、現場を大切にし実際に自分の目で見て最終的に判断していきたい。

味について見分ける自信はないが。。。