超人手不足職種のリファーラルリクルーティング

リファーラル(referral)は「委託、紹介、推薦」といった意味で、リファーラルリクルーティングとは、求人サイトや求人誌、人材紹介会社など従来の採用方法に頼らず、自社の社員や外部からの紹介や推薦などで、マッチング精度を高め採用する方法である。欧米ではかなり広まっている手法であるが、すでに多かれ少なかれ採用方法の一つとして取り入れている企業は多いと思う。 

現在、介護施設等の超人手不足職種では、これまでの求人誌やWEB広告の手法では、採用数の確保が難しくなっている。

そうした中の採用強化策として、リファーラルリクルーティングは、日本でも有効な方法の一つになると考えている。 

独自の方法でここに力を入れている企業として、シニアの介護職派遣を行っている「株式会社かい援隊本部」がある。

かい援隊本部では、新川会長の前職生命保険会社時代のリファーラルリクルーティングノウハウを生かし、現在ほとんど広告費をかけずに派遣スタッフの採用を行っている。 

生保業界でも、営業職の採用が一番の課題で、保険契約を決める以上に営業職の採用で勝敗が決まる。しかし、生保の営業職を従来の求人広告だけで採用することは難しく、生保業界独特のリファーラルリクルーティングが柱になっている。 

リファーラルリクルーティングは採用だけではなく、紹介者との関係もあり、離職率の高い業界でも定着率が高くなるメリットもある。 

かい援隊本部では、シニアの介護職派遣の共感フランチャイズ先へ、独自のリファーラルリクルーティングで採用を増やすため「採用顧問派遣」のサポートも行っている。 

今後、超人手不足職種でのリファーラルリクルーティングのノウハウを作っていきたいと思う。