最近人材ビジネス会社の新人研修で、テレアポ、商談、登録面談、スタッフフォロー、リプレイス等について座学やロープレを行っているが、その時にこの話をしている。
船井総研の創業者の船井幸雄が言っていた言葉
- 悪いところしか見えないのは三流
- 悪いところから見えて良いところも見えるのは二流
- 良いところがまず見えるのが一流、
- 良いところしか見えないのが超一流
なぜこのような話をしているかと言うと、人材ビジネスの肝は一言で言えばマッチングだが、求職者の良いところと企業(職場)の良いところを見ていないとマッチングが出来ないから。
求職者の条件のマイナス面(年齢、離職回数、経験等)、企業の条件や職場のマイナス面に囚われすぎているように思う。
そもそも条件と条件でマッチングするなら人が行う必要がない。成果を上げている営業は必ず企業(職場)の強みを見つけるのが上手く、成果を上げているキャリアアドバイザー、コーディネーターも皆求職者の良いところを見つけるのが上手い。
担当している求職者の良いところ、担当企業(職場)の良いところを一言で言えるか。登録面談、商談でここを見つけられないとマッチングは難しい。
ここを意識しての登録面談、商談が必要で必ず見つけた上で面談、商談を修了しなければならない。面談や商談でスキル、条件の確認だけになってはいないだろうか。
例えば、職場で安くて〇〇がおいしい社員食堂を利用できると言うようなことも十分強みになる。
実際に現場では年齢や経験、条件がずれている場合がほとんどで、それを良いところを見て擦り合わせるのがマッチングだと思う。
なかなかマッチング出来ない営業に話を聞くと、よく以下のような答えが返ってくる。
「若い人がこないから・・・」「経験者がこないから・・・「時給が低いから・・・」・・・。
この考え方では何人求職者が来てもマッチング出来ないと思う。
ぜひ人材ビジネスにおいて超一流のマッチングを目指して欲しい。
まだ一流にもなっていないが、私も超一流を目指す努力を意識し続けたいと思う。